FP3級を受検する方は、
ほぼFP試験を初めて受検される方が多いのではないでしょうか。
筆者も初めての受検だったため、
当日の流れや、試験で使用可能な電卓など
気になって調べていました。
ただ詳細に分からないことが多かったので、
今回は、実際のFP3級の試験当日のこと、
使える計算機と使えない計算機などを紹介したいと思います。
FP3級受検当日の流れはどうなっているの⁉集合時間や持って行ったほうがいいものって何⁉
FP3級の試験当日は、
午前中10時~12時の120分が学科試験、
午後の13時半~14時半の60分が実技試験となります。
集合時間は、試験開始20分前。
午前の学科試験であれば9時40分、
午後の実技試験であれば13時10分に集合となります。
ただし、試験開始30分前から会場には入れますので、
遅刻するよりも早めに到着することをお勧めします。
FP3級受検で持っていくものは以下の通りです。
1.受検票
2.筆記用具(HBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)
3.計算機※後ほど説明します。
4.本人確認書類
5.腕時計
上記のほかに持って行ったほうがいいものは…。
6.ペットボトルの飲料
7.体温調整できる衣類等
1.の受検票は、4.の本人確認書類に写真がない場合
たて4cm×よこ3cmの写真貼付が必要です。
運転免許証やパスポートなどであれば不要ですが、
健康保険証などの場合は写真の準備が必要となります。
5.の腕時計は音が出るものや、通信機能があるもの
いわゆるスマートウォッチは不可です。
6.のペットボトルに関しては、
「中身が見えるペットボトル」のみ、
脱水予防のために机上に置くことができます。
中身が見えないマイボトルは机上に置けないので、
注意する必要があります。
※これは会場に行って初めて知りました。
7.の体温調整できる衣類等ですが、
1月受検の場合は寒くなったりするので
カイロなどを持っていくことをお勧めします。
夏の場合は、エアコンの寒さをしのげるように
カーディガンなどを持っていくとよいでしょう。
会場は大人数がいるため、
予想しているよりも気温の調整が難しいケースがあります。
また新型コロナの影響で換気がされているので、
寒さや暑さにも対応できるようにしておくとよいでしょう。
FP3級受検の際に使える電卓は何⁉使えない電卓ってあるの⁉おすすめの電卓はある⁉
FP3級では、
電卓を使う計算は
そこまで多くありません。
ただし、実技試験ではライフプランニングの計算があるので
必ず電卓は必要となります。
電卓を忘れても、会場での貸し出しはないので、注意が必要です。
また、FP3級では電卓の持ち込みは複数台可能です。
ただし、試験で使用可能な電卓は1台のみです。
普段使いのものが使えなくなった場合に備えて、予備は持っていきましょう。
FP3級試験で使用可能な電卓の条件は、
以下の通りとなっています。
・√・%・定数計算、
・消費税に係る税込・
・税抜、売り上げに関する原価(MID)…等など。
一方使用できない電卓の条件は、
以下の通りです。
・関数機能(Σ、Log等)、ローン計算、
・複利計算・紙に記録する機能、
・音が出るもの、プログラム入力機能、
・計算過程をさかのぼって確認できる機能。
そのほかの条件は、
以下の通りです。
・数値の表示する部分はおおむね水平で
文字表示領域が1行であるもの。
・サイズは26cm×18cmの大きさを越えないもの。
では、筆者の家にある電卓で、
実際に使用可否を確認したいと思います。
使用できないもの:関数機能あり
使用可能:消費税計算、%、おおむね水平
会場でも、使用されている電卓は様々でした。
筆者愛用のCanonの電卓のような方もいれば、
100均で売ってある電卓を使用している方もいました。
計算が出来れば問題ないので、
ダイソーやセリア等の100均の電卓でも、
無印良品の電卓でも特に問題はありません。
ただし、12ケタ表示される電卓が個人的にはお勧めです。
FP3級では1億程度の計算はありますので、
せめて12ケタ計算ができる電卓を準備したいものです。
FP3級の受検当日の流れはどうなっているの⁉ランチはどうしたらいいの!?
FP3級の試験当日ですが、
流れとしては以下の通りです。
入室
↓
着席
↓
試験説明
(随時アナウンスされています。)
↓
試験開始10分前頃から、問題配布。
筆記用具以外をバッグに片付けるよう指示あり。
↓
試験開始
↓
試験開始10分経過してから本人確認開始。
そのため、本人確認書類は机上に出しておく必要あり。
↓
学科試験:60分経過時点~110分までは退出可能。
実技試験:終了まで退出不可。
↓
解答用紙回収、解散
学科試験は60問に対して120分と長時間のため、
60分経過時点で退出する人が多くいます。
その際に、解答用紙を試験官に手渡す必要がありますので、注意してください。
110分経過した時点からは退出不可ですので、
終了までに出る場合は、試験開始60分~110分までと覚えておきましょう。
実技試験は60分のため、
終了するまで退出不可です。
学科試験と実技試験の間は
90分の時間が設けられています。
学科試験を早く退出した人はもっと時間がありますが、
会場の近くにはランチをとれるような場所がない場合もあります。
あらかじめ会場周辺の様子を調べておきたいものですね。
筆者の場合ですが、
会場から徒歩15分程度のところにランチができるお店が多くありましたが、
混んでいることを想定し、朝コンビニで軽食を購入していきました。
往復30分も厳しいですし、
何より天気が悪いときもありますよね。
会場でも着席できる箇所があったりするので、
軽食を持っていくことはお勧めです。
また、会場近くのコンビニは朝から混むことが必須ですので、
可能であれば別の場所で購入していくことをおすすめします。
まとめ
初めてのFP3級試験で分からないことも多いかもしれませんが、
受検票に記載があるものを忘れなければ、どうにかなります。
電卓は万一に備えて
12ケタ計算できるもの2台を準備したいものです。
100均でも購入できるので、予備は100均で十分だと考えます。
また、午前・午後とも試験がある方は
ランチは持っていくことをお勧めします。
不安要素を無くして、
FP3級試験に集中していきましょう!!