キャッシュレスの生活が一般的になってきて、なかなか現金を使って支払う機会というのがなくなってきました。硬貨でお財布がパンパンになることもなく、快適だと感じる人も多いでしょう。
ただキャッシュレスの時代でも、現金をどうしても使用したいというのが、神社のお参りの時の「お賽銭」ではないでしょうか。
特に、年始や受験時期などには神頼みに神社に行く機会も多くなり、「5円玉がないな…」という経験をされた方も少なくないはず。
今回はそんな経験をした筆者が、実際に銀行で5円玉に両替した方法と、大手銀行の手数料を調べてみました。
どこの銀行の手数料が一番安いのか?メガバンクのみずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行を比べてみた。
5円玉硬貨に両替をしたいと思ったときに、最初に気になるのが手数料ではないでしょうか。
できるだけ安く済ませたいというのは、誰もが思うことですよね。
そこで、みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行の手数料を調べてみました。
方法は3つあります。
窓口で金種指定で払戻す方法
両替機(専用カード利用)で両替する方法
両替機(キャッシュカード)で両替する方法
それぞれの手数料は以下の通りです。
窓口両替金種指定払戻:
1~10枚 | 11枚~500枚 | 501枚以上 | |
みずほ銀行
|
口座がある場合
無料 (1日1回限り) 通帳またはキャッシュカードの提示が必要
口座を持っていない場合 550円 |
550円 | 1,320円
(以降、500枚ごとに660円) |
三井住友銀行
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口座がある場合
220円 通帳またはキャッシュカードの提示が必要
口座を持っていない場合 330円 |
770円 | 1,540円
(1,001枚以上は500枚毎に770円) |
三菱UFJ銀行
|
口座がある場合
無料 (1日1回限り) 通帳またはキャッシュカードの提示が必要
口座を持っていない場合 550円 |
550円 | (500枚毎)550円 |
窓口利用の場合は、口座がある場合はみずほ銀行と三菱UFJ銀行が同額の手数料となっています。ただし、501枚を超える場合は、三菱UFJ銀行が安いですね。
10枚以下で口座がない場合は、三井住友銀行が一番お安い設定となっています。
両替機利用(両替機カード/両替機専用カード利用)
1~10枚 | 11枚~500枚 | 501枚~1,000枚 | |
みずほ銀行
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1回目 無料
2回目以降 300円 |
400円 | 800円 |
三井住友銀行
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400円 | 400円 | 800円 |
三菱UFJ銀行
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(1回目)無料
(2回目以降)200円 |
300円 | 600円 |
両替機利用(キャッシュカード利用)
1~10枚 | 11枚~500枚 | 501枚~1,000枚 | |
みずほ銀行
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無料
※同日中に2回目以降の利用不可 |
利用不可 | 利用不可 |
三井住友銀行
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無料(1日1回限り) | 利用不可 | 利用不可 |
三菱UFJ銀行
|
無料(1日1回) | 利用不可 | 利用不可 |
両替機利用の場合は、キャッシュカード利用ので1~10枚までは3行とも無料となっています。
これが一番現実的な利用ではないでしょうか。
両替機利用で、専用カード(両替機カードまたは両替機専用カード)利用の場合は、みずほ銀行と三菱UFJ銀行がともに1~10枚まで無料で行えます。ただし、枚数が増えると三菱UFJ銀行の手数料が安くなることが分かります。
10枚までの両替であれば、メガバンクでは差がないことが分かりました。
ゆうちょ銀行で5円玉に両替するときにかかる手数料は?
ゆうちょ銀行でも5円玉への両替は可能なのでしょうか。
調べてみると、両替機という設定はないため、窓口のみでの取り扱いとなるようです。
ATMでは対応できないので、注意が必要ですね。
ゆうちょ銀行の手数料は以下の通り。
- 窓口で金種を指定した払戻し・払渡し時の料金シミュレーション
金種指定料金
1~50枚:無料
51~100枚:550円
101枚~500枚:825円
501枚~1,000枚:1,100円
1,001枚~1,500枚:1,650円
(以降、500枚単位で設定あり)
https://www.jp-bank.japanpost.jp/rate_fee/sim/pdf/kinsyu_fee.pdf
メガバンク3行よりも、かなり手数料が安く設定されています。
ゆうちょ銀行は「両替」ではなく、「金種指定での払い戻し」という扱いになるため、必ずゆうちょ銀行に口座を持っている必要があるというのは注意が必要な点と思われます。
実際にゆうちょ銀行で5円玉50枚を払い戻してみた結果…
手数料が一番安く済むゆうちょ銀行で、5円玉の払い戻しを実際にしてみました。
窓口で「5円玉に交換したい」旨を伝えると、払い戻し用の伝票をいただいたので、料金を記載します。
5円×50枚=250円で記載します。
あとは、口頭で伝えるだけで問題なく払い戻しができました。
この時に、キャッシュカードまたは通帳も一緒に渡す必要があります。
筆者はキャッシュカードのみ、印鑑なしで払い戻しができました。
もし口座に250円入ってない場合は、一度「入金手続き」をして「払い戻し手続き」となるので、2枚伝票の記載が必要となります。
そして注意しなくてはいけないのは、「棒金(硬貨がまとめられた状態)」ではなく、「バラの5円玉50枚」で渡されるということでしょう。
筆者はすっかり棒金で受け取る気だったので、5円玉50枚をバラで渡された時には正直驚いてしまいました。幸い小銭入れを持っていっていたのでそのまま小銭入れに入れていくことで問題ありませんでしたが、キャッシュレス時代の小さな財布を利用されている方は、受取の際の受取方法も考えておく必要がありそうです。
(もしかすると、伝えれば封筒をもらえるかもしれませんが、筆者はそのまま自前の小銭入れに入れたのでその点は不明です。)
まとめ
キャッシュレス化が進んでいる昨今ですが、神社へのお参りなどの際には必要となる5円玉。
一番手数料がかからずに交換できるのは「ゆうちょ銀行」一択でした。
1日あたり10枚までの交換であり、また人と接することなく入手したい場合は、「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」の両替機をキャッシュカードで利用するのがよさそうです。
5円玉を入手する方法、ぜひ活用されてみてください。